『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』

定期映画感想。

スパイダーマン』『Xメン』と日本でもずいぶん有名になったマーベルヒーローズですが、今日はその中でも若干マニアックな存在ともいえる『ファンタスティック・フォー』のお話。

僕は昔からアメコミが好きで海外に行けば必ず買っていたし(もちろん子供だから何がなんだかわからず買う)、普通の人より早くからヒーローの存在を知ってました。キャプテンアメリカとかゴーストライダーとか。その道のマニアの方からは失笑をもらうような知識しかないけれど、そのせいでアメコミ原作映画は欠かさず見てる。

さて今回の『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』です。
主人公たちがDNA研究で宇宙に行き、事故により宇宙嵐に巻き込まれ遺伝子が変化、超能力をもってしまい、その能力で人々を救って「ファンタスティック・フォー」として世間に注目されるが、同じ事故にあった主人公のライバルにして研究の出資者の実業家が邪悪なパワーを手にいれ、4人に報復を仕掛ける。果たして「ファンタスティック・フォー」はその能力で邪悪で強力なDr.ドゥームに打ち勝つことができるのか・・・。


てなストーリーなんですけど、少し子供向けな印象でした。
「アメコミヒーローの自分との葛藤」はアメコミ映画では定番のテーマで切っても切れない関係にありますが、そこの部分がいささか軽い感触だった。今作では、岩のように頑丈な肉体と怪力を持つ「ザ・シング」のベンが自分の異形と周囲の無理解に悩む役どころだったんですけど、少し悩んでても割とすぐコロッと考えを変えてしまうところとか「わー簡単!」と思ってしまいました。
敵のビクター「Dr.ドゥーム」も何であんなに復讐心を燃やすのか、いくら実験に失敗して会社が倒産、ライバルに好きな女の子を取られたからって、憎しみの固まりになることないじゃんって思った。ちょww逆恨みwwww

まぁなんていうか、全体的に登場人物の心の動きがとても簡単で悪い意味でコミック的。もう少し複雑なもんだよ人間ってのは。ともあれファンタスティック・フォーの4人はどれも憎めない可愛さがありましたけど。前述した「ザ・シング」に加え、インテリなゴム人間の「ミスター・ファンタスティック」、やんちゃ坊主で炎を自在に操る「ヒューマン・トーチ」、セクシーで透明人間になれる「インヴィジブル・ウーマン」。アメコミヒーローの超能力はどれも個性的だし、その人の性格を反映していることが多いので、見てて飽きないです。

個人的な見どころとしては、インヴィジブル・ウーマンのジェシカ・アルバ。テレビドラマの『ダーク・エンジェル』シリーズで有名な女優さん。この映画でも可愛いし、もうね、ボディがね、むちむちぼいーんなの!!ああ・・結局そういうオチか・・・と読んでいる皆さんは落胆するかもしれないけど、それって健全男子が映画観るときの醍醐味のひとつだと思うのよ。ヒロインがカワイイかカワイクナイかって観てるときのモチベーション違うもの!「映画はクソでも、ヒロインが可愛かったのだけが救いだった」っていう映画、たくさんあるもん。

アメリカでは結構好評だったらしく第2作が公開予定。またいろいろと楽しませてもらいます。なんだいろいろって。

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] [DVD]

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