ガラスのパンプス@MUSIC FAIR21


先日放送された『MUSIC FAIR21』に後藤真希さんが出演。


この番組の落ち着いた雰囲気が僕は好きです。音楽番組っていい意味でも悪い意味でもガチャガチャしている印象ですけど、ここは独特のシットリした雰囲気があるんですよね。居心地がいい。居心地が良いってことは、純粋に音楽を楽しむのに最適な状態ってことだ。


そういうちゃんとした番組でごっちんのパフォーマンスが観れるっていうのは嬉しいです。『うたばん』みたいなバラエティ寄りもいいけれど、今や数少ない揺るがぬ基盤を持った音楽番組への出演機会は、歌手としてもステータスアップだし経験値アップになるのです。


そしてこの番組の特筆すべき所は、他のアーティストさんとの共演。

これが最高なんですよ、毎回毎回。

今回は夏木マリさん、島谷ひとみさんと共演。3人で夏木マリさんのデビュー曲『絹の靴下』を歌う。

実は僕、夏木さんのアルバム1枚持ってましてけっこう声が好きなんです。だからこの共演は個人的にすごく楽しみにしていました。


ごっちんの「歌声」って普段あまり比較対象がないから客観視出来ませんけれども、こういう場面ではすごいわかりますよね。他の人の声と交じり合うとごっちんもかなり力強い声を持ってるのがわかる。前回の鈴木雅之さんと歌った『渋谷で5時』の時もそうでした。基本力強くてカッコイイ声してる。でも時々急にチャーミングで可愛らしい歌い方になったりする。


それって20歳という年齢による産物なのかもしれないけれど、歌い方が「これ」と決まらず、女性の持ついろいろな面を見せているかのような後藤真希の歌声が大好きです。一曲歌う間に万華鏡のように変化する、これがごっちんの歌声の特徴の1つである気がします。



さて、『ガラスのパンプス』の方ですが、気になった点を少々。


「Dance with me baby baby」「I love you hold me hold me」の英語部分が思いっきり口パクで気になりました。あそこの部分はすぐ次のフレーズに行くから息継ぎが大変ですけどね。英語の発音てのは、吸った空気を大量に吐き出すから息が苦しくなるでしょうし。でもちょっと分かり易過ぎかな。息継ぎがおかしくてぶつ切りな感じしたからすぐわかっちゃった。


あと、カメラワークがあまり良くなかったとは思います。

この新曲の売りは間違いなく「ダンス」。CDを聴かせてるのではない、こういう歌+ビジュアルで魅せることが出来るスタジオライブという状況で、ダンスをクローズアップしないカメラワークというのは減点対象です。


「具体的にどこが?」と思う方もいらっしゃるかもしれないけれど、ズバリ言うわよ「画面の揺れ」。

ダンサブル&グルーヴ感を出すためのこの「煽り」というカメラワークは、著しくダンスの動きの良さを殺いでいる気がする。せっかくごっちんが激しく踊ってるのにカメラの方が動いちゃったらダンスが引き立たないでしょ!ここはごっちんのキレのあるダンスに任せておくれよ。


とかなんとかいつも文句タラタラですが(笑)しっかり楽しみましたよ。

ごっちんのパフォーマンスは上々でしたし、いろいろ面を発見を出来た。他のアーティストさんとの競演もごっちんにとっていい刺激になるはずですし、これからも毎回出演できたら嬉しいですね。