うたばんから導き出す「モーニング娘。像」

今日放送のうたばん(とくばん)に新旧モーニング娘。が出演(加護さん除く)。

同窓会企画がメインになっていたので、どうしても比重は娘。卒業メンバーへ傾いていました。


しかしまぁ、MCの石橋貴明、中居正広両氏が過去の映像を見ながら本気で懐かしがっているのを見て戦慄を覚えた。映像の中の娘。たちは過去のものであるから当然といえば当然なのですが、2人の中でモーニング娘。が半ば「過去の話」になっているような気がして恐ろしくなりました。


石橋氏曰く「今は薄味」。

これは言い変えれば「昔のメンバーは濃い」ということになりましょうか。

別に氏に悪意があるわけじゃないし、新旧どちらが良いとか悪いとかの優劣ではないのですが、言い得て妙と言えば妙であります。


一般的視点(これも曖昧なミーの定義ですが)で見ると、今のメンバー、特に新しい子たち(5・6・7期あたり)は印象に残りにくいかもしれません。よく見ると個性はありますよ。いい個性が。ただその個性に瞬発力が足りない気もします。短時間でグッと来てギュッと掴む瞬発力が足りない。


それは「一様にみんなカワイイから」というのが原因のひとつであります。しかも画一的な可愛さだから、見分けがつきにくい。


昔のメンバーが可愛くなかったというわけではないんです。可愛くて、キャラがタイプ分けできたのが昔のメンバー。それに反して今のメンバーは可愛いけど服や髪型ぐらいでしか見分けられません、一見さんには。それは数年前に、辻さんと加護さんの見分けがつかなかったということとは大いに問題が違うのであります。


今のモーニング娘。はそういう売り方をしている。僕はそう思います。

たぶんわざとそうやっていると思う。単純明快な「かわいい」「明るい」「元気」を最前線に押し出してプロモーションしている。そういう意味でモーニング娘。も変わったのですね。良いとか悪いとかではなく、そういう事実に頭を殴られたような気がしました。


決して懐古的になっているわけではないのですが、変化の波に呑まれそう。もともと懐古的になるほどファン歴長くないんだけどね(後藤真希さん卒業後からだから)。


最後に、個人的に職場その他で調査した世間一般のモーニング娘。に関する知識を記しておきます。調査対象は20~29歳までの女性。


・名前がわかるのは良くて4期メンバーまで

・新しいメンバー(たぶん5期以降という認識)はサッパリ

・誰が卒業して誰が現在在籍かは曖昧

・だいたいが辻加護卒業・石川在籍みたいな認識

・だが、矢口の脱退(あるいは卒業)はほとんど知っている

・卒業したメンバーの活動は、ほとんど「最近見ないね」という認識

・矢口の活動に関する認識はまだマシ(バラエティ効果)

・卒業メンバーで最初に出てくる名前は「安倍なつみ

・現メンバーでは石川梨華(←間違ってる)

・現メンバーの顔と名前はほぼ知らない。よくて吉澤・藤本くらい

・最近の曲は全く知らない

・卒業メンバーはキレイになったと好評


一般の人の中のモーニング娘。はある時期で止まったままというか、もうわからないグループになっている模様。悲しい!