恋愛進行形0

リハビリを兼ねて、新しい企画を始めてみまーす。

まずは趣旨説明から。


さて、僕らハローファンは小泉チルドレンならぬ「つんくチルドレン」であります。そうなんです。ハローの楽曲を聴いている以上、例外はありません。というか認めません(笑)みんなハローの楽曲=つんくの世界にどっぷりなわけですよ、認めたくないかもしれないけど!


つんくの世界に生きる僕らファンは、今まで楽曲についてさんざん考察を重ねてきました。「今回は神曲」「今回はイマイチ」という感想のようなものから、「ここのアレンジが秀逸」「ベースの音が」など専門的なものまで、さまざま意見や考えがよく飛び交っています。


しかし楽曲の「音」について語り尽くされることはあっても、「詞」について語られることはあまりないような気がするんですよね。僕の気のせいでしょうか。


なぜあまり語られないのだろうかと考えてみると、おそらく「言葉」という共通の記号を使った表現形態は見た目が明確で音ほど言及する隙がなく、その実受け手ひとりひとりの解釈ができるという複雑さも持っているから、だと思われます。要するに、言葉に対して言葉をもって講釈をたれるのって難しいのよねーというお話なのであります。


あとはハローの楽曲に女のコの恋愛を歌った楽曲が多いことも一因となっているかもしれません。

ハローの楽曲にはパワフルで元気が出る曲、ハチャメチャで面白い曲、フツウの女のコの恋愛の曲と様々なタイプの曲がありますが、近年リリースされている楽曲の割合はこの「女のコの恋愛の曲」が多い感じがします。


たぶんハローファン層の大部分を占めている我々男子ファンなんかは、女のコの恋愛の曲を聴いてもだいたい「キャワ!」とぐらいしか思わないわけですよ(僕だけだったらゴメン)。その曲の歌詞を深く考え、細かく解析し、女のコの恋愛心理メカニズムを知ろうなんて思わない。そんな馬鹿げたこと考えません。書いてるのはつんくのおっさんだからいかにも信頼性に欠けるしね。


でも僕は日頃、そのつんくさんの詞の世界に心惹かれることが多いんですよね、実は。


たとえば「晴れの日があるからそのうち雨も降る」。

これはモーニング娘。さんの『I WISH』の一節ですが、すごく共感できるんですよね。「あぁ、そうだよな」って思うことがよくある。


だから、最近多い感のある女のコの恋愛の歌詞の場合でも、僕は恋愛をするうえで役立つ情報も含まれている気がするんですよね。

「おいおい、アイドルの歌で恋愛を語るなよw正気か、てめえww」

皆さん今そう思ったことでしょう(笑)そのお気持ちはごもっともでございますが。


確か娘。さんたちやハローのメンバーは以前「つんくさんって本当に女の子の気持ちをわかってくれてる」「どうしてあんなにわかるんだろう」と言ってましたよね。もしその言葉が本当だったら・・・!こうして僕は女のコの恋愛の歌の「詞」について考えてみる価値はあると思うに至ったわけです。


というわけで、この企画はつんくさんの書くハロー楽曲の歌詞(恋愛の歌限定)に焦点を当て、僕らも少しは女のコの気持ちや恋愛のメカニズムを知って、あわよくばリアルな恋愛に役立ててしまおうという限りなく無謀な試みであります。「ハロー×恋愛」というかけ離れたものを結びつけて語ろうという暴挙がはたして成立するのでしょうか。するまいよ(笑)


まぁ仮に成立しても、それは恋愛の考え方としてはピュアで若くて青くさいものであるということは大いに予測が立つわけですが、その純粋さこそ恋愛の核であり可能性であると信じています。信じたい。複雑だったりこなれた大人の恋愛も、元を辿れば意外とシンプルなもの。だからこそ応用編があり発展性があるわけで。

案外初心にたち帰ってみることこそ、最新形の恋愛かもしれません。



女のコの気持ちをズバリ歌詞にしてしまうつんくさん(37)は永遠の女のコ。そしてその詞の世界を解析し自らの糧にしようとする僕は、やはり「つんくチルドレン」の1人なのであります。最悪のな(笑)


というわけで、行ってみましょう。


『恋愛進行形』。