今にきっと…In My LIFE@ハロモニ

ハロー!プロジェクトで2006年、先陣を切って新曲をリリースする後藤真希

ローメンバーが出演するバラエティ番組『ハロー!モーニング』でも今年初のスタジオライブがあり、もちろん彼女の新曲『今にきっと…In My LIFE』が披露されました。


僕は今までこの曲を通して聴いたことがありません。聴いたのはCMの15秒だけという回避っぷり。この曲が披露されたというお正月のコンサート『Hello!Project 2006 Winter~エルダークラブ~』も都合により行けなかったので、サビの一番いい部分しか聴いてません。


ただ、ほとんど何にも知らないこの状態のまま発売日を迎えるのも怖かったので(笑)このハロモニのスタジオライブだけは1回だけ観ておこうと決めたのでした。

なんとなくの感触はつかんでおきたいものなのよね。


ちょっとイントロの打ち込み満載の音とごっちんのアイドル全開の衣装(ごまももが最高値)にビックリしましたが、サラッと通して観賞。ここに感想を書いてみます。


全体的な感想として「うーむ・・・」と唸ってしまいました。


まず歌いこなしが難しい歌ね、これ。サラッとハナウタみたいな、いい意味で軽い歌だけど、逆にそこが難しい。テンポ的にもキー的にもパワーや気持ちといった類のものを込めにくい印象がするんですね。

だから今回のごっちんもまだまだ成長途中の感じがしました。要歌い込みです。


あと個人的に一番不満だったのは振付。

なんか中途半端に感じてしまいました。や、ごっちんなんだからもっと激しいダンスを!と言ってるわけじゃないんです。そんな身も蓋もないようなつまんないことは言わない。歌が自然な感じだから自然な振付にしたんだろうな、っていうのも理解できるんですが・・・。面白味がないというか、印象に残る振りがあんまりないの。


中途半端にアイドル風の振付にするんだったらもっとブリブリにやっちゃってもいいと思うし、そうじゃなくもっと抑え目にするとしたってもう少し考え抜かれた振りがあってもいいと思うんです。振付的にメリハリに欠ける感じ。あれじゃ、ちょっとなぁ・・・。あの振りは、ごっちんが手足が長くて身体がキレイだからまだ保ててるようなものですよ。


更に言っちゃうと舞台装置も良くない。

ごっちんが乗っている、あの丸い台がダメ。振付がああだからこうしたんでしょうけど・・・もうちょっと広がりがないと歌のコンセプトがなぁ・・・。途中で台から降りてパフォーマンスしたら意味が出たのでしょうけど(笑)


ごっちんを囲むようにして5基ほど立っていた照明もダメですね。

囲むと広がりが出ないっつーの!真ん中の丸い台の上だけのパフォーマンスだから(しかも演者は1人だから)寂しく感じて囲ったんだか何だか知りませんが、あのデカデカと立っている照明が壁になっているせいで、空間的に閉塞感を感じてしまう。

せっかく広がっていく感じがある歌なのに、あの中で籠もってしまいます。


あいかわらずごっちんは気絶しそうになるほど可愛いし、身体も(エロ目線なしに)本当にキレイで惚れ惚れするんですけどね。ぶっちゃけそれ見るだけで満足しそうになる自分もいるんですけど、やっぱりそれだけじゃ嫌みたい。


曲調に関してはさ、インパクトを重視してないのはわかっていたし、ハナウタっぽくて口ずさみやすいのがいいと思うんですよ。でもそれ以外の要素が悪い意味でインパクトがない(=印象に残らない)んだったら、それは問題。もっとこだわれると思うんですよ。


ライブで初見の方は、また違う初印象だったでしょうね。

ライブの方がいいと思います。「ライブの方がいい」というのはすごく不毛な意見(テレビよりリアルに伝わるのだから当たり前ですね)です。でもスタジオライブだってす良い場合がありますから、そこは言い逃れできない。今回のハロモニスタジオライブを見る限り「ライブの方がいい、ライブで観たい」。そう思う。


まずは、初めの振付「2×8の左右ステップ」を考え直すところから始めてくれ。

何もない“埋めるだけ”の振りは要らないの。たぶん夏先生もそう言うと思います。