21歳。 20代の始めの一年。 21歳の年の年越しの日、僕はロンドンにいた。 小雨が降り続ける寒い夜。午前0時の鐘の音を聴こうと、煌々とライトアップされたビック・ベンの下に立っていた。 大きな時計の文字盤を見上げる。長い針が短い針に近づくのを…
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