信じることがすべて Love so sweet

ここ2日間くらいの彼女のメールの様子がおかしいのよね。たぶん僕にしかわからない(本人にもわからないと思う)微妙な不安定さがあるのね。ものすごいちょっぴりだけ素っ気なかったり、いつもなら返ってくるはずのメールでのキャッチボールがいきなり途絶えたり(この流れで返って来ないの・・・?ということもしばしば)する。

だいたいは忙しくて余裕が足りない(と思われる)時にこういうことが起こる。ああ、今は忙しい時期だったわ。やっと成績表が終わって、卒業式・終業式、そして新年度の準備*1。お疲れさま!

それに今は月の使者が彼女の元を訪れていて、2人の電波に軽くノイズが走る時期。彼女は身体的にも精神的にもあまり重くはならないタイプのようで、安心してるけれど。男子たるもの、そこらへんは事情を理解してあげなければならないわね。たとえちょっとばかり邪険にされても、それは彼女のせいではなく、月の使者のせい。ばかやろー!と月に向かって吠えるのよ、オオカミたち。


今回だけでなく、たまーにこういう時があるのだけれど、僕は今までそれに関して突っ込んだことはない。突っ込みたい時が無かったといえば嘘になる。でも言及したら、きっとお互いに損をしそう。良いことなんかほとんど起こらない気がする。安心するにはわりとたくさんのものが必要だけれど、不安てば一瞬で起こるから怖いわよね。だからちょっとした事でいきなり不安になるし、「一言だけ」と思って口に出してしまうと意外と大きい不安を与えてる場合がある。出来ることは、何も言わないで信じることでしょうな。それでもどうしても不安な時は、素敵な思い出を再生!


友達にJという男がいて、彼は恋人と10年近くつきあっているのだけれど、その時間の大半は東京⇔沖縄間の遠距離恋愛。会うのは年にほぼ数回で、まるで織姫と彦星のようなカップルなのよね。そんな彼らがなぜ別れずにいられたかといえば、彼が彼女にそういう類いのことを何も言わなかったからだと僕は思う。

メールが返って来ないなんてザラ。東京に帰ってきても会うのはたった3時間とか、傍目で見ていた僕たちからすれば「ちょwwマジかwwwそれってつきあってんのwwwwwww」といった放置プレイだったわけですけれども*2、彼はよく耐えた。否、耐えるなんて野暮はしなかったのだと思う。ひたすら信じた。時々ムクムクと湧き上がってくる暗黒の不安を輝ける日々の思い出(ちょっぴりですけどね!)で抑え込み、彼女という人を愚直に信じた。

そうするとね、慣れてくるらしいんですよ。麻痺してくるっていうか、細かい不安はどうでもよくなって、そのうち不安にすらならなくなる。「ちょ、自家中毒www」と思われるかもしれないけど、僕はこれは勝利だと思う。慣れたもん勝ちっていうか。不安よりも、自分たちには2人で築いた思い出の数々がある。それは眩しくて嬉しくて、素敵なもの。不安なんかよりそっちのほうがずっと信憑性のあるものですもの。そうじゃない?

よく「不安や不満は溜め込まないで言ったほうがいい」と言う人がいる。一理あると僕も思う。けれど、言わないでみるのも手じゃないかしら、とも思う。ドロドロした気持ちをぶつけるより、信じること。逆に、もっともっと信頼して大好きな気持ちを伝えること。だいたい良いことも悪いことも自分に跳ね返ってくるようにできてるこの世の中。だったら、ね。

その時はわからなかったけれど、今ならあの頃のJの言っていたことがわかる気がする。だから僕は明日彼女に会っても何も言わないし、もっと大きな気持ちで包むことをここに誓う。(ということはやっぱりちょっぴり不安になってたよ、ってこと!)


友人Jは、今どうしているかって?
今秋に結婚です。

*1:彼女の仕事は教員

*2:もちろん彼女は放置したくてしてたんじゃないけれど!