デス・プルーフ in グラインドハウス

クエンティン・タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観てきました。1人で。六本木。色々ある映画で何故これ選んだかっていうと、タランティーノ映画が好きっていうのもあるし、どーせ1人で行くならデートでは使えない映画を観に行こうと思ったから。これは使えん。彼女がよっぽど映画好き(しかも恋愛映画なんてクソ喰らえ!ってなタイプ)でなければ。カップルもいたけどどんな感想だったんだろう・・・?

タランティーノらしく、全編通して意味の無い世間話。友達とするようなマニアックな会話が繰りひろげられる。この時点で意味がわからず飽きる人が大多数に思う。飽きてきたところで急に事件が起こったりする。この唐突さもタランティーノ。始めから頭を柔らかくして見なければ楽しめない。ストーリー性やテーマなんてウンコです。便所紙と一緒に流しちまいな!

とか言いつつも、タランティーノの割にテンポが良かった。カーアクションがいいタイミングで入ってきたからかな。同じくタランティーノが脚本してる『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の間延びっぷりったらなかったもんな。「ちょww前半イラネwwww」ってぐらいストーリには直接関係がない。だがそこがいい。その無駄が味わいを深くしてる。今回の『デス・プルーフ』もそれに似てる。

とにかく最後まで楽しんで観た。宣伝の「大逆転のラストシーン」とか言いすぎだけど、オチはワロタ。グロシーンもあるので女性にはそこまでお薦めしないけれど、バカ男子、しかもJOJO好きの困ったちゃんにはお薦め。実写のJOJOみたい。

これはねーロバート・ロドリゲスの方の『プラネット・テラー in グラインドハウス』も観に行かねばなりませんね。1人で。たぶんもっと下らない。それが最高。


http://www.grindhousemovie.jp/