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『GAM 1stコンサートツアー2007初夏 ~グレイト亜弥&美貴~』


これをアップした今日(9月10日)はその公演を観てから約2ヶ月経ってしまっており、ということは観たのは2ヶ月前に遡るわけであって・・・・ん?どっかで書いたような・・・と前回のエントリーと同じような文句で始まりました。感想文の遅さは日本一!『共犯者。』のコンプリシテです毎度どうも。今回も観劇した日付を忘れないために観た日付をエントリーの日付にしますがどうかご容赦を。


7月3日頃はまだ僕が前の会社で働いていた時期で、辞める前の精神的ピークの時期だったなぁ振り返れば。アップアップしながら休みを取って仙台に松浦亜弥さんと藤本美貴さんのユニット『GAM』のコンサートを観に行きました。たくさん元気をもらったんだけど時すでに遅く、その半月後くらいに会社に行けなくなりました・・・なーんて個人的なことは置いといてGAMですよ!あやみきですよ!!


GAMが結成された時の僕の心情、それは嬉しさ半分てとこでした。「あやみき来たぁぁぁぁぁ!」と喜ぶ一方で「もっと早くやってよ、このタイミングかよ」という呆れもありました。昔の僕はあやや一筋(というかハローを知らずにあやや応援してた)のファンだったので、その流れで松浦さんと藤本さんがタッグを組んだ深夜番組『ことミック』など毎日録画して見ていて、その頃からのあやみき最強伝説信奉者。正直なところ今更感はあったのよね・・・。あの頃にやれとは言わないけどもう少し早くてもさ、なんて。冷静に考えると、ハローのメンバー数も増えて単独公演もままならない現状や2人とも二十歳過ぎた今だからこそ『GAM』という事情も理解できるけど。


そういうわけでテンションあげあげでシングルは買ったんですけど、その後アルバム出るまで持続せず、息切れしてしまってアルバムは買いませんでした。この『GAM 1stコンサートツアー2007初夏 ~グレイト亜弥&美貴~ 』を前に購入して予習を・・とも思ったんですが時間も取れなかったし、付焼刃で予習するよりこの際新鮮さを味わうかと発想を切り替えて、そのまま当日を迎えました。


という事情から今回の感想はセットリストを追って感想を書かず(というか書けない)、GAMコンサートの全体的な感想とGAMそのものへの感想という2点に絞って書きたいと思います。



GAMコンサートはもちろん初めてで、どういう客層なのかあるいはどういった雰囲気なのかわからないうえに、「ライブハウスでオールスタンディング」といういつぞやの悪夢が甦るような環境。僕のトラウマが疼きます。ただ今回は僕がこのライブに参加することが出来た恩人でもあるnaritさん(id:narit)が誘導してくださったので圧死は免れました。客層はいつもよりやや女性が多い感じでしたが僕自身そんなにライブに行ってないので定かではありませんが、女性がいるのはいいことです。強烈な言い方をすると野郎ファンより女性ファンを大切に育てていくことが大事ですね。雰囲気は最終公演ということもあって盛り上がってました。


あと、どうせ書くことだから嫌なことから先に書いてしまうと、やっぱりヲタ芸の類いはうんこです。座席という仕切りのない狭い中で動きまくるから身体にぶつかってくるし、見ていて本当に気持ちが悪い。普通に応援しててぶつかってしまったならまだ許そうと思うけれど、ライブという環境の中であの動きをやる意味が全く見出せない僕はぶつかられると殴りたくなる。あんなものに僕が楽しみたいライブを邪魔されたくないからです。すぐ近くで視界に入ってくる気持ち悪い動きは遠く舞台上にいる2人の輝きよりどうしたって目立ちます。これはあやみきのオーラがないとかライブが悪いということではないの。人間、生理的に嫌悪感が湧くモノのほうが印象が強かったりするってことなの。キモイの、本当に。新興宗教の修行みたい。


でもね、ライブを見ている僕は思った。この空間では「自分が異端なんだ」と。そういうルールがハローのライブでは出来上がってしまっている。おまえは邪魔者だと、空気がそう物語っているようにも思えたのね。ある種の敗北感。負けても全く構わないし、逆に迎合して僕がヲタ芸をやることも100%有り得ないんだけど、自分に異物感を感じたのは初めてですよね。今までずっとそういうものに苦言を書いてきたわけだけど、もう諦めの気持ちでいっぱい。あれは治らないね、永遠に。馬鹿につける薬はないというか、ハローのコンサートが開催されなくなるまで続くと思う。あー、こうやって僕の足はコンサートから遠ざかっていく。モチベーション落ちるわー。


そんな超毒舌+ネガティブコメントから始まりましたが、それでもライブに行きたくなるのは舞台上のパフォーマンスが素晴らしかったから。そりゃあグレートな亜弥&美貴ですから間違いはないです。まず歌が上手い。当たり前だけど、これ重要。安心して聴けるっていうのはいいよ。ライブに参加する身としてはライブならではの不安定要素も楽しまなければいけないのかもしれないけれど、やっぱり生で圧倒されたいっていう気持ちが強いですよね。おおお!すげー!!って思いたい。その点GAMはOKラインを満たしているので問題がありませんでした。


2人の声の相性についても想像していたものよりずっと良かった。ミキティの声がね、独特だから心配もあったわけです。あややの声ってメインで聴いてもすごく綺麗だけれど、バックコーラスやハモリでも邪魔にならない。サポートだと調和して癖なくスッと入ってくるのにメインになってもじゅうぶん主張はある。後浦なつみコンサート『トライアングルエナジー』でハモリのパートを受け持っていた場面は多く見られましたが、今回もそういう印象でした。きっと歌手としてのスキルが高いんでしょう。上手いもの、普通に。


対する藤本美貴。いやー、この人の声はマジで貴重だわ!ディナーショーの時も思ったけど、こんなタイプの歌声を持ってる歌手を僕は知らない。天然記念物ですな。僕は本当にこの人の声が好きで、今回のGAMではメンバーが2人で必然的に歌う箇所が多いので嬉しかった。ソロコンサート希望。途中MCで「娘。を辞めることに」「申し訳ない」とか言ってたけど、そんなんどうでもいいわ。キツイこと言うと「興醒め」ですよね。ライブ中そこだけポカッと浮いてたし。どーでもいいからとりあえず歌え!歌ってくれ!!これから先もね、頼むよ本当。ま、それは置いといてどちらかと言うとネットリした歌声のミキティに澄んだ綺麗な歌声のあやや。なるほどこうなるわけかって思った。


GAMの楽曲についてはあまり思うところはありません。正直に言うと「可もなく不可もなく」という感じです。歌謡曲ぽいのからハーモニーを聴かせる曲、盛り上がる曲まで一通り揃っているという印象でしたが、特に記憶に残るほど「うわ良曲!!」というのはなかった。アルバムを買ってじっくり聴き込めばまた変わってくるでしょうが、第一印象ではこんなところでした。



これはGAMそのものへの感想に繋がってくるんですが、GAMの音楽性ってそこまで特別じゃあないというか、極端に言ってしまえば「別にあやみきじゃなくてもよくね?」みたいなところはあるのです。楽曲群としては普通の仕上がりに感じる。や、もちろん聴き込んでないから偉そうなことは言えないんですけど、この際は第一印象のほうが確実かもしれません、「直感」だから。楽曲は普通の仕上がりだけど2人がライブで歌えばプレミア感があるっていうかね。


そもそも『GAM』というユニットは特例だが特別ではない。ユニット自体が陳腐化している今のハローの現状でアルバムをリリースしユニットでライブという段階まで足を踏み入れたのは特例です。だけれどユニット自体が特別かと問われれば疑問は残る。「あやみき」というカップリングだけでは特別なレベルまでは至らない。それは『ごまっとう』『後浦なつみ』『DEF.DIVA』と変わらない。


こういうことを言うと懐古主義ととられかねないけど、昔はユニットごとに特色がありました。『プッチモニ』『タンポポ』『ミニモニ。』。あの頃のユニットは何から何までコンセプトが漲っていたように感じますよね。ユニットの外見から楽曲の中身まで、個々のユニットが違った個性を持っていた。今はどうか。どのユニットも「弱い」。僕にはそう感じられる。


GAMを見ると実力は非常に高い。パフォーマンスもハイレベル。じゃあどこがネックかというと、この「コンセプト」の部分のような気がしてなりません。作り手のコンセプトにイマイチ力が入ってないというか、アイデアが平凡。だから楽曲にも個性がなく、誰が歌ってもいいような感じになってくる(そしてカラオケコンサート開催)。そんなリサイクル商法はいらないの。僕らが求めてるのは1000の凡曲より1枚の名盤なのだ!


とか書いちゃいましたがこれはこれで本音として、別の見方をすれば良い面ととれないこともない。即ち「GAM松浦亜弥藤本美貴両方を楽しめる」という面。例えばまっつーが好きな人はミキティも、ミキティが好きな人はまっつーも、って枠が拡がる可能性。例えばハロプロ何か楽しそうだけどわからない、とりあえずビギナーの俺は誰でも知ってる松浦亜弥藤本美貴がいるこのユニットを体験してみればいいのかも、という可能性。いずれもシステムとしては「ハロー!プロジェクトコンサート」と同じ、見本市的な見方をすればプラスに取れないことはない。


でもね、これはすごく後ろ向きな発想であって、それを作り手側に積極的にやって欲しいとは思わないんですよ。時間かけてもいいからもっと1つ1つをコンセプトから練り上げる時期に来ていると僕は思うのよ。他でもないハローだから思うの。普通のアイドル集団と思ってないから。切実にね。



結局僕は、このGAMコンサートは100%楽しみました。そりゃあ楽しいよ。ただ、それよりもっと強く強く願うのはやっぱりそれぞれのソロコンサートを見たい!ってこと。GAMという枠に嵌めてどーする!みたいな。だからここらへんでGAMは一旦終わらせて、各々で進化していくチャンスを与えて欲しいと思う。