新曲の初オンエアに脊髄反射

先日放送の美勇伝石川梨華さんの面白いラジオ『ちゃんちゃか☆チャーミー』にて、後藤真希さんの新曲『ガラスのパンプス』が初オンエアされました。

ラジオでオンエアされるということは、これ即ち発売に先駆けてコンサートで披露されるということであり、実際に披露されているという噂が耳に入ってきています。やっぱりね。


新曲を初めて聴く時、それがコンサート会場で生で聴く場合と自宅のラジオでもっそり聴く場合とで、曲の印象はだいぶ変わると思います。僕の心情としては変わってほしくないしできるだけ誤差が生じてくれないように願いたいんですけれども、それは現実的に仕方が無いことであります。


僕は以前に舞台をやっていたときに常日頃考えていたことがあって「なぜ舞台は無くならないのか」。答えは簡単で、やっぱり「生」「ライブ」だからなんですよね。


最近は映画とかテレビといった映像での表現形態が多様かつ身近になり、誰でも気軽にエンターテイメントを楽しめるようになった。CGやアニメーションや効果で表現的にも不可能なことは少なくなった。


それに比べ、ステージはいわばアナログと言えるでしょう。

間違えてもなにしても都合の良いように編集は出来ません。肉体力や仕掛けで不可能じみた表現が出来ても、それはCGを越えることはまずありません。一見していいとこなしなんです。


じゃあ何が魅力的でどこが勝っているかというと「生」「ライブ」に行き着くわけです。

目の前で起こっている現実。それはブラウン管やスクリーンといったフィルターをかけて見る仮想世界よりもスリリングで刺激的なのであります。

だからいつまでたっても人はステージを観に出かけるわけですね。


という長い前置きを経て、今回の『ガラスのパンプス』初聴。ダンスチューンという予想と事前情報を頭に入れて臨みました。


出だしからダンスっぽい、言ってしまえばゴマキっぽいと言えなくもないようなイントロ。しかしこれは・・・わりと古臭いような(笑)そして意外と平坦に聴こえる・・・(笑)ダンスチューンに最適なごっちん特有の突き抜けるような高音パートもない!


そうか、これが新曲・・・。

そんなに盛り上がるってわけでもないな・・・・。


これが正直な僕の感想でした。

悪くはない。でも、良くもない。普通。

ライブではきっとすごいと思うんですけどね。


ハイ、ここで先ほど前述した前置きですよ。

「ライブで聴きたかった!!!」

あーやっぱりライブだったらすごい良いんだろうなー!ダンスもすごいに違いない。絶対この新曲への僕の好感メーターも振り切れると思うよ・・・。あーライブで見てーライブライブライブ・・・・・・


でもさ、「ライブでは良い」っていうのはむしろ当たり前のことなんですよね。どんな歌でも大抵ライブでは素晴らしく聴こえる。それがステージの持つ「生」という魔法なんです。


だからこそ「それに頼ってはいけない」と思うわけさ。例え在宅という環境だってAMラジオの音質でだって、良いものは良いんです。そしてライブで聴けば更に良くなる。今普通と思っててライブで「良い!」となるのなら、今良いと思ってて「すっごい良い!!」に変わりたいな、なんて思っちゃったり・・・。


まあ、まだラジオで聴いただけですからね。これからですよ。

ぐだぐだとした前置きや言い訳を吹き飛ばすために、この言葉を自分に。

「音楽は音のみにあらず」

でしょ?


後藤真希さんのことになると、特に盲目全開になる僕がいます(笑)