「楽曲大賞に見る私的後藤真希分析」

このサイトもこのサイトをやっている僕も、特に「ここはごっちんサイト」だとか「ごっちんがイチ推しだ」とか意識はしてないんですけども、僕は本当に後藤真希が好きなようで、やっぱりそんな視点から『第4回ハロプロ楽曲大賞2005』を振り返ってみようと思います。


まずは、ごっちんの楽曲とその順位と得票ポイントを抜粋してみます。


17位 スッピンと涙。 / 後藤真希 214.5pts

20位 エキゾなDISCO / 後藤真希 210pts

35位 19歳のひとり言 / 後藤真希 82pts

42位 シンガポール トランジット / 後藤真希 65.5pts

44位 ステーション / 後藤真希 54pts

50位 もしも終わりがあるのなら / 後藤真希 44pts

75位 来来!「幸福」 / 後藤真希 20pts

84位 渡良瀬橋 (後藤Version) / 後藤真希 11.5pts

84位 ポジティブ元気! / 後藤真希 11.5pts

84位 恋愛戦隊シツレンジャー (後藤Version) / 後藤真希 11.5pts


もうね、ごっちんファンの僕としては、盲目なので「バ、バカな!!」と声を上げてしまう結果なんですが(笑)ごっちんにトップ10全部占めてほしいと(笑)


ま、それは置いといて。

やはり『スッピンと涙。』の健闘は光りますね。僕が巡回して見た印象ではエキゾが上に来るかと思っていたんですけど。『スッピン~』という曲は地味で平凡かもしれないけど、いい曲です。そういう歌こそ染みるように心に残るものですよね。ごっちんを語る上でも欠かせぬ1曲です。


『エキゾなDISCO』はまさにインパクト。後藤真希の新たなふり幅の一端になっています。ああいうウィスパーボイスを使った歌唱方法は、ごっちんの声質を考えれば出来るだろうと予測できたのかもしれませんが、それはあの歌を聴いた今だからこそ言えること。CDを掛け、1曲目の歌いだしを聴いた瞬間のあの衝撃はやはり忘れられないものがありましたよね。

そういう体験が評価に繋がったのだと思います。


『19歳のひとり言』と『シンガポール トランジット』はもう少し上かと思っていたんですが(涙)『19歳~』あの名曲が・・・(涙)


ま、そういう感じで順位はどんどん落ちていくんですが、それが全てではないのです。

ハローのファンのそのまた一部のファンの方という範囲内ではありますが、今年リリースされた楽曲というものを作品としてどう捉えておられるのか、またそういった傾向から見えてくるハローの流れを感じることが出来るデータとしてこの企画は貴重でして、その中で後藤真希はどういった位置づけなのか参考になりました。


や、このブログ書き始める以前はそんなこと考えず、のんべんだらりと自分の投票してない結果を見てたりしてたんですけど、文章を書き始めるとそういうことも気になってくるんですよね。それってある意味ファンとしての純粋さが失われたのかもしれない。でも、より真剣さが増したし、もっと大切にもっと楽しもうという気持ちも増した気がする。より積極的になったというかね。


今年の楽曲に見る一般的なごっちんは、きっとバラードが多い印象なんだろうな、と思います。よく言えば落ち着いた、意地悪く言えば地味みたいな。

ま、確かにアッパーな曲は『ポジティブ元気!』とか『恋愛戦隊シツレンジャー』とかしかない。でも実際はそんなことなくて、相変わらずごっちんらしくあっちこっち向いてるなという感じがするんですね、個人的には。シンフーは可愛らしいコミカルな曲だし、『ステーション』はごっちんらしい(本人は不本意かもね)激しめの失恋ソングだし、『エキゾ~』もあったりと。


じゃあ何でざっとまとめられるかというと、「ナチュラル感」が共通項になる気がします。厳密に言えば、後藤真希が歌うのに違和感がないという「ナチュラルさ」。


今まで(特に初期から中期にかけて)大人っぽいイメージや不良っぽいイメージ、あるいはクールな印象を持たれていたせいか、それに合った楽曲が多かったと思うんです。わりと硬質的な印象というかハードな印象って言ったらわかりやすいかな?

うまく説明できませんが、そういうアッパーな楽曲を歌いバシバシダンスを決めるカッコいい後藤真希というのが、ファンの中のイメージでも大きかったんじゃないかと思うわけです。


もちろんそこは普段ポワポワなごっちんがいてこその振り幅となるわけですが、今年はその「楽曲」が「後藤真希に近づいてきた」感があるんです。等身大というか、ありのままの後藤真希というか。素材を最大限に生かしてみました、みたいなね。まぁそれも結局ごっちんの振り幅の一端なんですけども。


だから今までの後藤真希の(楽曲を含めた)イメージが好きなファンは、物足りないのかもしれない。実際コンサートでもアルバム『3rdステーション』を中心にしたセットリストに馴染めない方がおられるようだし。


僕としてはそれを「後藤真希の新たな一面」として捉えていて、それもこれも振り幅の両端である、どちらも後藤真希なのである、と考えているのですごく楽しめるわけであります。ハードとナチュラル、両極端といってもいいですからね。


で、楽曲大賞から見るそういう私的な分析を踏まえて、来年はごっちんがどんな色を見せてくれるのか楽しみなんです。本当に楽しみ。


あと余談ですが、楽曲大賞でまっつーの『渡良瀬橋』と『渡良瀬橋(後藤Version)』が一年違いでホッとした(笑)

なんか比べられるの嫌だし(実際数字として順位が見えるとえげつないと思う)、そもそも比べるもんじゃないと思うし。いやどっちも最高なんですよ、本当に!比べるとかじゃなしに聴き比べてみて、って言ってること矛盾しとるがなー(笑)